一番温かい布団
問題文
「僕に一生を託してくれるなら、何があってもその人を守り抜く」
そう周囲に宣言した僕の投稿は瞬く間に拡散され、世間は僕の一途さに同情し、涙を流す僕をカメラで囲んだ。
けれど本当は、彼女が見つからないことも、凍えているんじゃないかということも、僕はこれっぽっちも心配していない。
優しい元彼としての、最後のおせっかい。僕が一番気に入っているお布団を、彼女に譲ってあげたのだから。
今頃彼女は、その布団にしっかりと包まれて、誰にも邪魔されない静かな場所で、安らかに眠っている。
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