いい子のドレス
問題文
お父さんは、私に重くて特別な『ドレス』を着せてくれました。
『これは新しい世界へ行くためのチケット。どんな悪意も防いでくれるよ』と、お父さんは微笑みました。
それは、二人きりの『駆け落ち』でした。私たちは咆哮する鋼鉄の獣にまたがり、赤と青の光を点滅させて追いかけてくる『悪魔』を振り切るように駆け抜けました。
振り返って指先を曲げるたび、暗闇に綺麗な火花が咲きました。そのたびに、お父さんは私を褒めてくれました。
やがて獣が動かなくなったとき、私は自慢のドレスをみんなに見せるため、こちらへ集まってくる人々の方へと歩き出しました。
でも、待っていたのは戴冠式ではなく、激しい雷鳴と、胸を突き抜ける熱さでした。
最期までお父さんの言うことをよく聞く、とても『いい子』だったはずなのに。
0
プレイ数
7.0
平均評価
0
お気に入り