竜神様の息吹
問題文
ある閉ざされた山村の古い石碑には、こう刻まれていた。
『竜神息吹けば、毒は地に淀む。人は天へと昇るべし』
ある夕暮れ、百年間枯れていた井戸から突如として不気味な『白い霧』が湧き出した。村長は『竜神様がお怒りだ!』と叫び、鑼(どら)を打ち鳴らして村人たちを率いて山の上へと逃げた。
しかし、神仏など信じない数人の若者たちは、村長が騒ぎ立てているだけだと冷笑し、財産を守るために村に残り続けた。
数時間後、山頂に逃げた村人たちは全員無事だったが、村に残った若者たちは、一人残らず自宅で静かに息絶えていた。彼らには外傷もなく、争った形跡すら一切なかったという。
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