緋色の警告
問題文
男が目を覚ますと、そこは頑丈な地下シェルターの中でした。
扉は固く閉ざされ、いくら叩いても反応はありません。
彼は諦めて部屋を見回しました。そこには温かみのある照明はなく、天井にある異常に眩しい赤色灯だけが、部屋全体を血のような赤色に染めています。
部屋の隅には古い冷蔵庫があり、メモが貼られていました。
【ルール】
一、壁の金庫に脱出用の鍵がある。暗証番号「8686」で開く。
二、冷蔵庫には、いつでも飲める安全な水が入っている。
三、黒いペンで書かれた警告だけを信じなさい。
※三つのルールのうち、少なくとも二つは真実です。
赤い光の下で男がメモを詳しく調べると、最下部に殴り書きされた黒い文字を見つけました。
「暗証番号5554は爆弾だ!絶対に押すな!本当の番号は8686だ!」
男は冷静に考えました。これは先に入った被害者が残した救命のメッセージに違いない。ルールに照らし合わせても、信じるべき暗証番号は8686のはずです。
男は意を決して金庫の前に立ち、暗証番号「8686」を入力しました。
次の瞬間、大爆発が起こり、男の体は木端微塵になりました。
男が死の間際に抱いた最後の疑問は、「もし5554を入力していたら、助かったのだろうか?」というものでした。
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