三十分の魔法
問題文
うだるような猛暑の中、男は「天使」を青い鉄の棺に閉じ込めた。
涼しい部屋で、男は画面の中の淫らな幻想に溺れ、盗んだ悦楽を貪り続ける。
男が信じた「護身の魔法」の有効期限は、わずか三十分だった。
時間が過ぎると冷気は絶え、鉄の棺は煉獄へと変わる。
焼け焦げて真っ黒になった両足を前にして、男が警察官に懇願した唯一の言葉。
それは、「頼むから、シャワーを浴びさせてくれ」だった。
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