高天原の子守唄
問題文
八百万の神々の前で、奉納が行われました。
病に侵され、夜な夜な血を吐いて苦しむ我が子のため、母親は決断したのです。
その手で皮を剥ぎ、肉を削ぎ、骨を断ち、穢れた肉体をすべて削ぎ落としました。
過酷な儀式の果てに手に入れたのは、一塊の汚れなき『玉』。
母親がその玉を冷たい神棚に納め、神界へと繋がる細い線を結ぶと、
四角い箱の中から、病を知らない我が子の清らかな笑い声が聞こえてきました。
万物が滅びようとも、我が子だけは永遠に生き続けるのです。
ああ、神の恩寵は限りなく、なんと美しい親子の絆でしょうか。
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