五発の警報
問題文
冷戦のさなか、ある国の早期警戒施設で、当直の将校が警報のサイレンを聞いた。
画面には「敵国からミサイルが5発、発射された」と表示されている。
規則どおりに上官へ報告すれば、反撃の準備が始まり、世界が戦争に突入しかねない場面だった。
しかし将校は、その警報を「誤報だ」と判断した。
このとき将校の手元には、警報が誤報だと証明できる材料は何もなかった。
将校は、なぜ誤報だと判断したのだろう?
推理のヒント
- Q1: その警報は、本当に『攻撃』として自然な規模だったのか?
- Q2: 警報を出した装置は、どれほど成熟していたのか?
- Q3: ほかの装置は、同じ空を見て何を捉えていたのか?
- Q4: 衛星は、その光を何と取り違えたのか?
重要キャラクター
当直の将校
SSR
主要人物
"サイレンが……まだ耳の奥で鳴っている。画面の光が妙にまぶしい……。報告する前に、この数字の意味を……いや、息が……。"
上官
SR
重要人物
"報告を。数字だけを。手順は省略するな……。こちらには、その数字の意味を測る時間がほとんどない。"
隣室の通信士
R
脇役
"無線が……さっきから同じノイズを拾っている。隣の部屋の声は、とても静かで……それが余計に怖い。"
端末を見つめる技術者
SR
重要人物
"この装置はまだ……数字がときどき跳ねるんです。信じたいけれど、信じきるには若すぎる……。"
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