瞼の裏の月
問題文
天井が引き裂かれ、月がすぐそばまで降りてきた。
彼女は嬉しそうに微笑み、宙を歩いて空へと昇っていく。
宙でバラバラに砕け散った彼女の体は、まるで夜空にきらめく星屑のようだった。
私は崩壊した部屋の中で、血の涙を流しながら呟く。
「今夜の月は、なんて綺麗で、なんて艶やかなんだろう」
そして私は、針と糸を手に取り、自分の両目を固く縫い合わせた。
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